早春のある日、献身会のスタッフが、会員様のご自宅にお伺いしました。ハイツにお一人で暮らされている会員様は、いつものように穏やかな笑顔で私たちを迎えてくださいました。
最近の体調について
会員様は今年2月中旬頃から、足と腰の痛みに悩まされているとのこと。朝起きた時に突然痛みが始まり、転倒などの心当たりがないため、ご本人も戸惑われている様子でした。
「焼けるような痛みで、立ち上がった直後が一番つらいんです」とお話しくださいました。病院では腰からくる神経痛と診断されており、現在は整形外科で定期的に注射治療を受けておられます。
興味深いことに、「少し歩くと痛みが治まってくるんですよ」とのこと。会員様なりに工夫され、靴にクッションを入れたり、テーピングで固定したりしながら、毎日を過ごしておられます。
日々の暮らしぶり
痛みを抱えながらも、会員様はできる限りご自分のペースで生活を続けておられます。
月曜日にはデイサービスを利用され(雨の日はお休みされています)、水曜日には週に一度ヘルパーさんに来ていただいています。買い物は以前はご自分で行かれていましたが、現在は歩行が大変なため、ヘルパーさんに一週間分をまとめてお願いされているそうです。
お掃除は短い時間ですがご自分で掃除機をかけ、洗濯物もご自分でたたんでおられます。お米も炊かれており、「最近は5キロから2キロの袋に変えてもらったんです。ヘルパーさんの負担を考えて」と、相手を思いやる優しいお言葉が印象的でした。
ゴミ出しも階段の手すりをしっかり持って、慎重に行っておられるとのこと。「転倒が一番心配ですから」と、安全への意識もしっかりお持ちです。
通院への取り組み
病院への通院は、痛みがある中でもお一人で行かれています。片道2時間かかる道のりを、何度も休憩しながらゆっくりと歩かれているそうです。
「タクシーを使ったらどうかと勧められるんですけど」と会員様。金銭面のこともあり、また病院からご自宅まで距離があるため、ご自分の足で通われることを選択されています。その前向きな姿勢には、頭が下がる思いです。
これからの暮らしについて
「できる限り自宅で暮らしたい」という会員様の強い想いを伺いました。
「施設に入るのはまだ早いと思っています。自分でできることは自分でやりたいんです」とおっしゃる会員様。ただ、お一人暮らしということもあり、もしもの時の備えについても一緒に考えさせていただきました。
私たちからは、緊急時の連絡手段として、ボタンを押すと駆けつけてくれるサービスについてご紹介しました。会員様は「少し考えさせてください」とのこと。次回訪問時に詳しい資料をお持ちすることをお約束しました。
おわりに
訪問を終えて、会員様のご自分らしい暮らしを大切にされる姿勢と、困難な状況でも前向きに日々を過ごされる強さに、あらためて尊敬の念を抱きました。
次回は5月にお伺いする予定ですが、それまでにもお電話で様子を伺わせていただきます。会員様が安心して穏やかな日々を過ごしていただけるよう、これからもサポートさせていただきます。
